記憶のほんの片隅にでもいい。私の存在を、僅かでも覚えていてほしいから。

茅原さんのブログに定期的にコメントするようになって早4ヶ月。
最近は毎日コメントするようにしていますが……。

私は、本当は不安だらけでコメントしている。

私が茅原さんのブログでコメントを書く時のテンションは高い。
無い文章力を絞って、乏しい表現力を必死に使って、コメントを綴る。
常識的に見れば大袈裟気味と思うような表現でも、それしか私が気持ちを伝える術は無い。

でも……

すべては、強い不安の裏返し。

毎日コメントしているのも。
コメントの最初と最後をできる限り定型にしているのも。
高いテンションも、時に大袈裟に見えるような時にストレートすぎる表現も。
珍しい当て字を使ったハンドルネームさえも。

強い不安の裏返し。

茅原さんの役に立ちたい。

茅原さんに何かしてあげたい。

けれど、本当は、怖い。

何もできない自分が。自分の無力さが。

私は、茅原さんの存在を知ったのが遅かった。

茅原さんを好きになったのは、もっと遅かった。

茅原さんのブログを見るようになったのは、もっともっと遅かった。

劣等感を覚えずにはいられない。

文章力も無い。

表現力も無い。

コメントを書いても、他のファンの人のコメントと見比べていると、自分の稚拙な文章に嫌気が差してくる。

私なんか、茅原さんの役に立てないのではないかと。

劣等感を覚えずにはいられない。

私は、茅原さんの事は好きだけど、自分が茅原実里ファンだなんて認めていない。

「ファン」なんて称号は、もっと立派に、もっと純粋に、

茅原さんを本当に愛する人にだけ与えられるもの。

私のような不純で邪道で歪んだ中途半端な人間は、

茅原実里ファンだと名乗る資格も無いと思っているし、

茅原さんに想われる資格も、無いと思っている。

それ以前に、茅原さんを好きでいる資格すら無いのかもしれない。

私は、いつか立派で純粋な「ファン」になりたい。

せめて、たくさんの「ファン」の中の一人になりたい。

その他大勢でもいいから、茅原さんに「ファン」として見てもらいたい。

その他大勢でもいいから、茅原さんに「ファン」として想われたい。

それは、私の願望。

たくさんの「ファン」の中の一人にすらなれずに、

茅原さんに想われる資格も、茅原さんを愛する資格すら無く、潰れてしまうのが怖い。

すべては、強い不安の裏返し。

茅原さんの役に立ちたい。

茅原さんに何かしてあげたい。

「私」という存在を、一瞬でも茅原さんに感じてほしい。

「私」という存在を、茅原さんに、記憶の片隅にでも、ほんの僅かでも、覚えていてほしい。

「私」という存在が、茅原さんの中に認識されずに消えてしまうのが怖い。

茅原さんに、「どうでもいい」、と思われるのが怖い。

茅原さんに、「いてもいなくても同じ」、と思われるのが怖い。

茅原さんに、「存在意義が無い」、と思われるのが怖い。

……だから、いつも私は目一杯の虚勢を張ってしまう。

少しでも目立とうとしてしまう。

茅原さんを褒める私のコメントに、気持ちに、嘘は無い。

茅原さんの事は大好きだし、本当に美しい歌声だと思うし、誰よりもカワイイと思う。

キザかもしれないけど、それは私の本音。

……けれど、私は本当は、茅原さんのブログのコメントから結び付くようなイメージの人間じゃない。

私は、自分に自信が無い。

本当に茅原さんを好きでいていいのか、

そして茅原さんにとって「茅原さんを好きでいる私」は存在意義があるのか、

自信が無い……。