あなたにとっての特別な存在に、なる事はできないのに。

特別な存在になりたいと願ってしまう。

特別な存在になりたいのに、そうなる事ができない自分を恨む。

特別な存在にはなれないのに、そうなりたいと願ってしまう自分を恨む。

私という存在を知ってほしい

私という存在を見てほしい

私という存在を必要としてほしい

私という存在を想ってほしい

そんな事を、思ってしまう……。

……でも、私は私自身に自信が無い。

もし、本当の私を知られれば……知られるほどに……

幻滅し、嫌われていくんじゃないか……

……そんな恐怖心が募る。

歪んだ心……不純な想い……

強い強い劣等感……

必要としてほしいのに……知られる事は怖いという……

不可解なジレンマ……。

私なんかが想っていて、いいのだろうか

私なんか、茅原さんにとって必要無いんじゃなかろうか

私なんかの想いは、茅原さんにとってマイナスになっているんじゃなかろうか

他のファンの人はできているのに

できていないのは私だけだ

茅原さんの為にならない想いを抱いているのは、私だけだ

……そんな考えが、心を抉る。

……。

……辛い。

とても、とても、辛い……。

……それでも、想っていたい気持ちがあって……

……。

……。