運命とジレンマ

このブログを読んでいる方はもう見飽きた話題ですが、
私は茅原さんが好きだという事について。

正直自分でも戸惑ってるのですよ。。。

後藤真希さん熱が冷めて以来、
これほど誰かに憧れ、魅せられ、惹かれる事は無かった。

無かったし、今後ももう無いと思ってた。

茅原さんの事をラジオで知った当初も、
「やけにテンションの高い元気な声優さんだな」
というくらいのイメージしか無くて。

こんなに大きな存在になるなんて思ってなかった。

私は後藤さんに惹かれてた頃……まだまだファンとして全く以て未熟で（今も未熟だが）、
今思えば数知れない失敗をしてきた。
後藤さんに悪いイメージを与えたかもしれないし、周りの人には大迷惑をかけた。
今、その数々の失敗をとても後悔している。

だから、私は同じ轍を踏まないように……
どこかで、二度と有名人を好きにならないように……
心を閉ざしていた部分があった。

だけど。ある日、全くの偶然から一人の声優の名を知る事になる。

茅原実里さん。

ここに至るまでが凄い。

当時流行だったCGIBOYの日記帳を使っていた私は、
CGIBOYの日記紹介のページで、浅野真澄さん（分かりやすく言うとおさげ娘の中の人ね）の日記を発見した。
そしてその日記を読んで感銘を受けた私は、浅野さんのサイトにアクセスし情報を得るようになった。
その情報の中にあったのが、浅野さんがパーソナリティの一人を務めるラジオ「アニスパ！」。
「アニスパ！」を聴いて、その中の一コーナーだった「茅原実里のいけないラジオ」を耳にし、茅原実里さんの名を知る事になる。

どれだけ偶然が重なったのだろうか。

そこからも凄いのだが。

ラジオの終わりに、「ブログも書いてます」と毎回言っていた茅原さん。
ちょっと興味が出てきたのでブログを覘いてみようかとある日思った。
しかし困った。何にせよ、ラジオで「ちはらみのり」と言われても漢字をどう書くのかが分からない。
とりあえずひらがなで検索し（当時はウィキペディアなんて便利なものは流通してなかったのではてなキーワードを頼った記憶が）、漢字表記が「茅原実里」である事を初めて知る。
あとは「茅原実里」でググればOK。ブログが出てきたので読んでみて、お気に入りに追加。
茅原実里さんはこの時から私の中で名を知っている数少ない声優さんの一人になった。

しかし、偶然はまだこのままでは終わらない。

「いけないラジオ」を聴くのが当たり前になり、暫く経ったある日、BGMに使われている曲が気になった。
これはいい曲だが、茅原さんの曲なのだろうか。
歌詞は「あなただけがたった一つの愛を教えてくれた人だから」しか聴き取れない。
よって、「あなただけがたった一つの愛を教えてくれた人だから」で検索。
出た。『負けない』。
残念ながらサントラの収録曲の中の一曲のようだ……と思いきや、
さらにそこから調べたところ、シングル化もされているらしい。
早速amazonで購入。これはいい。
そして他にどんなCDを出しているのか調べていくと、目に付いたのはアルバム『HEROINE』。
試しに買ってみる。これもいい。『マリオネット』が秀逸。
程無く、歌手活動再開のニュースがラジオで入ってくる。それが『純白サンクチュアリィ』。
『負けない』『HEROINE』で既に茅原さんの歌声に魅せられていた私は、
一度聴いただけで『純白サンクチュアリィ』の魔力に完全に取り込まれてしまった。

そして『雪、無音、窓辺にて。』『君がくれたあの日』『Fragment』『黙っと休み時間』と続々とCDを買っていき、
遂に待ち焦がれたアルバム『Contact』が発売。
あまりの完成度の高さに感動し、茅原さんのブログに自身初のコメントを。

―――そして、現在に至る。

現在に至るまでには、偶然に偶然が度重なっている。というか、奇跡に近い。

浅野さんの日記を知った事。
浅野さんのラジオを聴いて茅原さんの存在を知った事。
茅原さんのブログを検索した事。
茅原さんのラジオのBGMを歌詞で検索した事。

すべては、運命だったのかもしれないと時々思う。

だからこそ、私は怖い。

これほどまでに偶然が重なって出逢った大切な存在である茅原さんを、失いたくない。
茅原さんを傷つけたくない。
茅原さんに悪いイメージを持たれたくない。

分かっている。
私の性格上、好きになればなるほどに、それは哀しく永遠に届かぬ想いにもなっていく事を。

好きにならなければ、傷つける事も、傷つく事も無い。

だけど、そんな事を思う反面、茅原さんは日々私の中で大きな存在になっていく。

どこかで、素直に好きだというのを恐れている自分がいる。

どうにかして自分の気持ちに歯止めをかけておかないと、また失敗を犯してしまいそうな気がして怖い。

……。

……。

自分の中で抑え切れない想いと、想いを抑えなければいけない恐怖とのジレンマ。

葛藤は続く。